以前、このGGでもご紹介した「準学生寮プロジェクト」は、2年目を迎え、新たにビル1棟、戸建て1棟が完成しました。
本プロジェクトは、「まちなかに新しい学生街をつくる」をスローガンに、山形県、山形市、山形県住宅供給公社、山形大学、そして芸工大が、空き物件を資産と考え、学生が暮らすシェアハウスに改修し、中心市街地に若者を居住させるというもので、多くの自治体から視察がある、全国でも珍しいまちづくり事業です。
今回は、改修工事が完了した「山形クラス 第二公園の家」をご紹介します。
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大正時代に造られたSL機関車が設置されていることで知られる第二公園に面した戸建て住宅を、男子学生専用のシェアハウスにしました。ちなみに第二公園は、現在の「薬師公園」である「第一公園」の次につくられたことから「第二公園」と名付けられたそうです。
戸数は5戸、賃料は月額2万5千円。すでに入居者は決まっており、芸工大生3名、山形大学生2名が春から暮らし始めます。
訪問した日は、あいにく朝から雪が降っていましたが、物件オーナーの林谷洋一さんが、道の雪掻きをして迎えてくれました。林谷さんは31年前にこの家を建て、ご家族4人で生活されていましたが、4年前に引越しをされて空き家になっていました。そんな折、準学生寮プロジェクトのことを報道で知り、大学にお問い合わせをいただいたのでした。
林谷さんによると、この家は、公園の木々が新緑萌える春と紅葉の秋が、一番気持ちが良いそう。木々が適度に日光を遮ってくれるので、夏でも家のなかは涼しいそうです。暖房性能の高いエアコンを設置し、窓をペアガラスに改修していただいたので、冬も暖かく過ごせます。
ほかにもセキュリティシステムやWi-Fiなど、当初の予算をオーバーする約1,300万円をかけて準学生寮を整備いただきました。
では、室内を見ていきましょう。
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新たな準寮のオーナーを募集する説明会を開催します
次年度に向けて、物件オーナーの方を対象とした説明会と新しい準寮の見学会を、2021年2月27日に山形市中央公民館アズ七日町で開催します。準学生寮と、その制度について説明し、新しい2つの準学生寮を初公開します。
山形市の定める中心市街地エリアに、空き店舗、空き家を所有されており、新しいまちづくりに共感してくださる方は、ぜひご参加ください。
※説明会は事前申し込み制です。
(取材:企画広報課?五十嵐 撮影:企画広報課?須貝)
物件オーナー向け説明会
日時:2021年2月27日(土)10時00分~
会場:山形市中央公民館 大会議室(山形市七日町一丁目2-39)
お申し込み方法:お電話にて、山形市管理住宅課までお申し込みください。
山形市管理住宅課 TEL:023-641-1212(内線470)
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まちなかに新しい学生街をつくる vol.2/準学生寮プロジェクト
東北芸術工科大学 広報担当
TEL:023-627-2246(内線 2246)
E-mail:public@aga.tuad.ac.jp
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