荒関健心|大崎耕土継承の警鐘?豊かな水資源が育む地域コミュニティ?
宮城県出身
竹内昌義ゼミ
高度経済成長期、工業化によって都市部へ人口が集中し地方都市での人口減少が加速した。大型ショッピングモールやチェーン店が各地方都市に開設され、都市の無個性化が進んでいった。各地域のもつ特色や文化は、その地域の潜在資源としてまちづくりに活かすことができ、それが無個性化の阻止に繋がる。
対象敷地である、宮城県大崎市は水管理システムを主とした「大崎耕土」が世界農業遺産に登録され、その文化は現代まで継がれている。一方で、少子高齢化による人口減少が顕著であり、継承が困難となってきている。
本研究は、大崎の文化や特色を活かした建築とランドスケープの設計を行い、大崎市の課題を解決するとともに、無個性化が起こっている地方都市の未来を描いた研究である。