[優秀賞]
齋藤柊介?秋葉大輔|噓と真
宮城県?山形県出身
林海象?中村高寛ゼミ
映画
主人公の大学1年生の大樹は、入部したサークルで完璧を装う男『山名』と一緒に新老虎机平台,最新老虎机を送る。山名と過ごしていくうちに大樹は山名がする自慢話や言動に、疑念を抱き始める。
そんな中、大樹は山名の本性を知ってしまう。
林海象 教授 評
この映画は、同期生たちが共有したとても苦い実体験からきている。
齋藤君はそのことをシナリオにした。苦い経験ゆえにそれを思い出すこともつらく、最初のシナリオではその体験に対しての「怒り」が強く現れていた。その後、中村監督の指導のもと、シナリオは何度も改訂が繰り返され、その中で齋藤君はその「怒り」から解放されていった。
「怒り」から「許し」へと物語は変わっていったのだ。
齋藤君と共にこの映画を創った秋葉君もその変化を、理解し共有した。
それは、齋藤君、秋葉君だけではなく、この同期生たち全ての思いでもあったのだ。その心の変化がこの映画の質を上げた。
二人とその仲間たちは、とても真摯にこの映画に向かった。それは今の自分たちを乗り越えようとする行為だった。そこは映画にも現れた。
だから、彼らの映画は心あるものになったのだ。
心優しい映画が誕生した。