5月26日(日)に開催した「春のオープンキャンパス2024」の様子を前編?後編の2本立てでレポートしていきます。
本記事では「芸術学部の5学科?5コース」をご紹介していきます。
それではさっそく、ドキドキ?ワクワクの潜入開始です!
心配していた天気は、清々しい快晴!!各地から出ている無料送迎バスも遅延なく、順調なスタートを切ることができました。
大学に到着してからまず向かうのは、三角屋根が特徴的な「本館」!
長い橋(通称:鏡橋)を渡って中に入ると、最初に受付があります。
オープンキャンパスの参加には、Webからの事前予約が必須!
受付では、参加証のQRコードを提示して、最新の大学案内?募集要項が入ったオリジナルバッグ、パンフレットやアンケート等の資料を受け取ります(夏のオープンキャンパスでは、オリジナルバッグの色が変わります)。
QRコードは各学科コースの受付でもご提示いただくので、来場前にスクリーンショット保存しておくと便利です。
最初の受付が済んだら、あとは自由に見て回ることができます。
受付の横では、コミュニティデザイン学科の学生たちがお出迎え!
さらに、「The Wall」では工芸デザイン学科の作品展示と、佐々木理一(ささき?りいち)先生が解説する姿も。
「初めて芸工大に来た方」や、「芸工大の概要が知りたい方」は階段を上って3階へ。大学内でもっとも大きな201講義室では、毎年恒例企画の「大学全体説明会&入試説明会」が行われました。
中山ダイスケ学長が、芸工大での学びの特徴や魅力について、分かりやすくご説明しました。後半では、入試課のスタッフが今年度の入試のポイントを解説。皆さん真剣に聞き入っていました。
説明会は2回あるのですが、1回目は450名の座席が満席に!座席に座れない方には、別教室にてライブ配信でご参加いただきました。
階段を下りて2階の講義室では、「進学アドバイザーとの個別相談」ブースがあり、スタッフが学科コースや入試方法などを説明します。もちろん、皆さんの疑問や悩みにもお応えします!
では、これから各学科の展示ブースを紹介していきたいと思います!
本館を出て、最初に向かうは図書館2階にある「文芸学科」。小説、マンガ、編集、エッセイ、評論、記事など幅広い分野を学ぶことができます。
展示ブースでは、学生が授業で制作した小説や雑誌を展示していました。
さらに、6月1日の発売開始前ですが、いち早く文芸誌『文芸ラジオ』の最新刊も販売されていました!『文芸ラジオ』とは、学生と教員が編集し年1冊刊行している、プロの作家や在学生の小説が収録されている雑誌になります。
模擬授業体験では、文芸ラジオの編集長で、コンテンツ研究者の玉井建也(たまい?たつや)先生が担当し、多くの高校生?受験生が参加していました。
「文芸学科」のブースがある図書館の前には、シャトルカーのりばがあります。ここからシャトルカーに乗れば、あっという間に「新実習棟」へ行けるんです!
ということで、割と距離があるので、迷わずにシャトルカーに乗車して移動します。
新実習棟には、「工芸デザイン学科」「美術科 彫刻コース」「プロダクトデザイン学科(木工室)」、3つのブースがあります!
では、さっそくまわっていきましょう~!
最初はこちら、「工芸デザイン学科」。ファッション?ジュエリー、インテリア、クラフト、美術工芸を学ぶことができます。
ブースでは、学生指導のもと、4つの制作体験(鍛金、型止めプリント、ろくろ体験、変わり塗の研ぎ出し)ができます!こんなに多くの分野の制作体験ができるなんて、すごいです!
もちろん、モノづくりで使用する多種多様な道具や、在学生?卒業生の作品も展示されていて、工芸デザインについて知ることができました。道具の種類の多さと、作品のクオリティの高さにびっくり!
隣の建物に移り、次は美術科「彫刻コース」のブースへ!
「彫刻コース」では、木彫、石彫、金属彫刻、3Dデジタル造形などを学ぶことができます。
ブースではチェーンソーやノミで彫刻制作を実施していました(ツナギや道具を貸し出しています)。
「彫刻コース」は、芸術研究棟にもブースがあります。レポート後半にそちらも紹介しますので、チェックをお忘れなく!
続いては、「プロダクトデザイン学科」の木工室!
プロダクトデザイン学科は、デザイン工芸実習棟Aでも展示をしているのですが(レポート記事[デザイン工学部編]をご参照ください!)、こちらでは大型電動工具やプレス機などの機械、曲木(高温の蒸気で蒸した木材を型枠でプレスする加工方法)の実演を行っていました。
さて、ここで新実習棟を後にし、シャトルカーに乗って「文化財保存修復研究センター」へ!
建物内には、「文化財保存修復学科」と「歴史遺産学科」のブースがあります。
まずは、「文化財保存修復学科」のブースへ!
絵画修復(東洋?西洋)、立体作品修復、保存科学について学ぶことができる学科です。実際の作品の修復に携わりながら、実践的に保存修復について学べる学科は国内でも珍しく、日本全国から学生が集まります。
実際の修復道具などにも触れることができて、より保存修復について知ることができます!
学食前の外テントでは、作品の美観を回復させる「補彩作業」を体験することができました。筆先に意識を集中させての細かな作業に、見ているこちらも思わず息を呑みます…!
続いては「歴史遺産学科」!
歴史学、考古学、民俗学、文化人類、歴史遺産マネジメント(歴史を活かしたまちづくり)について学ぶことができます。
ブースでは、実際に発掘した遺物や、発掘に使用する測量機械が展示されていました。
外テントでは、佐藤祐輔(さとう?ゆうすけ)先生による石器づくりのデモンストレーションも行われていました。机にはいろいろな石材でできた矢じりがたくさん!
「文化財保存修復研究センター」を後にし、美術科「日本画コース」「洋画コース」「版画コース」のブースがある芸術実習棟と、「総合美術コース」のブースがある芸術研究棟へ(先に紹介した「彫刻コース」のブースはこちらです)向かいます!
最初に「日本画コース」へ!
「日本画コース」では、日本画、デッサン、写生、ドローイングなどを学ぶことができます。
ブースには、「岩絵の具」の体験コーナーがありました。岩絵の具初体験の高校生?受験生が楽しそうに絵を描く姿が印象的でした!また、模擬体験授業や在学生のアドバイスで写生ができるコーナーもあり、真剣な表情で作品に取り組んでいました。
「日本画コース」の隣には「洋画コース」のブースがあります。
油彩、アクリル、インスタレーションなどを学ぶことができます。
「個別相談コーナー」では、個別相談だけでなく、作品講評も行っていました。持参した作品について先生方が描き方をアドバイスしてくれますので、夏のオープンキャンパスでも是非ご相談ください(どの学科コースでも作品講評可能です)!
「洋画コース」から更に隣に進むと「版画コース」のブースがあります。
シルクスクリーン、銅版画、木版画、リトグラフなどを学ぶことができます。
なぜ「版画コース」に一見関係がなさそうな活版印刷の機械があるのか。それは、「版画を印刷技術を用いた表現全般と捉えているから」だそうです。だから活版印刷やシルクスクリーンフといった技法も学ぶんですね!
技法によって全く違う作品になりますので、版画の世界を是非間近で見て体験していただきたいです。
隣の芸術研究棟には「総合美術コース」のブースがあります。
アートワークショップ、アートプロジェクト、造形基礎、社会教育などを学ぶことができます。
「美術の楽しさを伝える」をコンセプトに、いろいろなワークショップが開催されていて、どれも楽しそうでした!
ブース内の鮮やかな色彩も美術のワクワクをより一層引き立てていました。
「総合美術コース」の隣には、「彫刻コース」のブースがあります。
先程の新実習棟では彫刻体験ができましたが、こちらではコース説明会や模擬体験授業が行われています。
模擬体験授業では、高校生?受験生が真剣にモチーフを選んで、立体作品の制作に取り組んでいました。
使用するのは樹脂粘土。シリコンの型に流し込んで、固まるとマーブル模様が出現します!
「彫刻」というと、石彫や木彫などが思い浮かびますが、実際扱う素材はいろいろなものがあるんですね!
ということで、これで芸術学部の学科全てをまわり終えました!
お昼になりお腹ペコペコで次に向かったのは学生食堂!芸術実習棟の西側にある階段をのぼったところにあります。
なんと!オープンキャンパスのランチは、高校生?受験生は無料で体験できます(保護者の方は400円で購入することができます)!受付でもらう資料に付いている「学食チケット」を持って、希望するメニューのレーンに並ぶだけでOK!
気になる今回のメニューはこちら!
どれも魅力的で迷っちゃいますね!実は、オープンキャンパス開催前に全メニュー試食させていただいたんですが……個人的には「鶏中華」推しでした!夏のオープンキャンパスではどんなメニューになるのかも楽しみですね。
ちなみに学食と同じ建物の「TUAD STORE」では、画材?文房具などが揃うショップがあります。
画材の種類がかなり豊富で、授業で必要なものは全てここで揃います。オープンキャンパス当日も多くの方でにぎわっていました。
さて、お腹がいっぱいになった後は…デザイン工学部へ!
後編の?デザイン工学部編へ続きます!